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亀山島 台湾故郷自慢 日文
2013/05/25 21:17:03瀏覽1224|回應0|推薦0

 

  

 

亀山島は、宜蘭県頭城の沖、約10kmの距離に浮かぶ島で、火山性の特殊な環境のため美しい自然が残っています。硫黄の香りが漂う海底温泉や、荒々しい地形、イルカ・クジラウォッチングができるクルージングツアー、ワイルドな自然と洞窟、集落の跡を訪ねるトレッキングと見所がたくさんあります。

 

 名前の通り横たわったウミガメのような形をしていて、最高地が398m、面積約2.8平方km、海岸線の全長が約10kmと小さな島です。1853年に移住者がやってきて集落が作られ、漁を中心とした生活を営んでいました。台湾側から出漁する漁師の休憩スポットでもあったそうです。1977年に、軍が駐屯し一般人の立ち入りが禁止されたのですが、20008月から一般向けに開放されて、豊かな自然が残る亀山島を観光することができるようになりました。

 

 なぜ亀山という名前が付いたのか?島の形が亀を連想させる他に、台湾の神話に亀山島についてのエピソードが残っています。海底の竜宮城で、竜王に仕える亀将軍がいました。ある時、亀将軍と竜王の姫が恋に落ちてしまうのですが、竜王に知られてしまいます。怒った竜王は、亀将軍を亀山へ変え、姫を延々と続く蘭陽平原の海岸線へ姿を変えてしまいます。二人はただ海を隔てて見つめ合うことしかできなくなり、永遠に再会することはなくなったという、切ないお話です。

 

 亀山島は毎年3月から11月頃までは、事前の申請により観光客が上陸することができます。島は火山性の特殊な環境のため美しい自然が残っています。硫黄の香りが漂う海底温泉や、荒々しい地形、イルカ・クジラウォッチングができるクルージングツアー、ワイルドな自然と洞窟、集落の跡を訪ねるトレッキングと見所はたくさんあります。ただ、島への上陸には事前の申請が必要です。

 

楽しい旅行へ

 まずは烏石港遊客中心(ツーリストセンター)で出発前のミーティングです。亀山島の由来、救命胴衣の着用の仕方、近辺で見られるクジラやイルカの特長、見分け方の方法も解説してくれます。すべて中国語での解説になりますが、センター内には写真と中国語での解説や、日本語のパンフレットもありますので、イメージを膨らますことができます。 ミーティングが終わるといよいよ出航です。乗船する観光船の担当者が名前を呼んでくれます。乗船したら救命胴衣を付けてくださいね。船上では救命胴衣の着用が義務づけられています。

 烏石港を出航後、およそ30分で亀山島に到着。亀山島は一般人向けに開放されていますが、軍の施設がまだ残っている場所でもあります。観光船が接岸する北岸碼頭では写真やビデオの撮影は禁止されています。船が接岸してから亀山島遊客服務中心(亀山島ツーリストセンター)に着くまでは、カメラはしまっておいてくださいね。全員が船から下りると観光船の方が参加者のチェックをして準備完了です。

 亀山島には観光局の職員や島を巡回し監視する人以外の住民はいません。そのため島にはコンビニや小吃店などはありません。迷彩柄の遊客服務中心(ツーリストセンター)が唯一の観光客向け施設になります。ここではお土産、飲み物が販売されています。上陸した観光客で混み合うこともありますので、事前に飲み物や食べ物を準備して、持って行くことをおすすめします。7月末に401高地トレッキングに参加した時は500mlのミネラルウォーターを2本準備すれば十分でした。また、トイレもここにしかありませんので、お気をつけください

 

亀山島上陸後見所:

 

1)401高地トレッキング 亀山島には2つの歩道が整備されています。1つは古道と呼ばれていて、観光客の安全の確保及び生態の保存のため、残念ながら学術研究者にしか開放はされていません。一般観光客に解放されているのが401高地歩道です。このウォーキングコースは最高海抜398mで亀山島の最高地点に続いています。もし亀山島の美景を目に収めたいならこの401高地歩道は外せませんよ。

 でもこの401高地歩道、階段は全部で1706段、なんと換算するとビル130階分の高さにまでなるのだとか。全行程が険しい山道続きなので、体力がないと登りきれません。401高地歩道のトレッキングでは水分とタオルの準備をお忘れなく。夏場など暑い時期には着替えを準備してもよいでしょう。また自分のペースでウォーキングすることも大切です。毒蛇が出没する可能性もあります。階段で毒蛇が日光浴をする姿などがよく見かけられますが、くれぐれも彼らを踏んだりしないでくださいね。

 階段には100段ごとに表示があり、どの辺りまで登ってきたのかが一目瞭然でわかります。1000段ほど登ったところに休憩ポイント「涼亭」があります。ここで呼吸を整えましょう。疲れていた体もすばらしい眺めで癒されることでしょう。涼亭からは亀山島のしっぽにあたる島最大の塩水湖も見えます。休息後は残り700段ほど、さあがんばって登りましょう。ただ、頂上まで登るだけではなく、島に残る自然の数々を満喫し、時には速度を緩めて観察してみるのも良いでしょう。そうすればあっという間に頂上に着いちゃいますよ。

 ところで、なぜ「401高地」と呼ばれているのかご存知ですか?海抜は398mですが、頂上に3mの軍事用の監視塔が建てられているので、398+3401と言うことなんです。

 頂上に着くと、登りきった人にだけ与えられるとても気持ちの良い風が吹いてきます。そして、目の前にはすばらしい景色が広がります。山頂の景観台から島の頭のほうを見下ろすと亀の首の辺りに密集する緑でまるで亀がおさげ頭をしているように見えます。その右側では海底から温泉水が湧き出ています。乳白色の温泉水がまざり、海水はきれいな淡いブルーになっています。左側にはもうひとつの湖が望めます。こちらは亀尾湖よりも小さめで塩水湖ではありません。

 

2)島民の信仰の場「普陀巖」

 遊客中心の隣にある「普陀巖」は島民の信仰の場でした。もともと祀られているのは「媽祖」でしたが、島民が本土へ移住し、軍が駐屯するようになったとき、媽祖神も一緒に頭城へ移されました。その後、兵士たちが観世音菩薩を祀るようになりました。祀られる神様が変わっても人々の信仰の場であることに違いはありません。

 

3)人文生態地質展示館、亀山國小

 普陀巖より少し進むと以前の島民が住んでいた村に着きます。小さな平屋建ての家屋がいくつかと、2階建ての、大きく当時は立派であっただろう建物がひっそりとたたずんでいます。そのうちのいくつかは中が改装され「人文生態地質展示館」になっています。この展示施設では亀山島の地質や景観、歴史などが紹介されています。また近くには亀山國民小学校跡があります。国軍が駐屯するようになってからは小学校は兵営となりました。現在その跡は人々が昔の人たちをしのぶ場となっています。

 

4)観音様が見守る環湖歩道

 小学校の隣に、亀尾湖に沿って作られた環湖歩道があります。全長は650m、たくさんに自然に囲まれた遊歩道です。また湖の隣で島を見守っている大きな観音像を見ることができます。

 

5)軍事坑道

 環湖歩道を引き続き歩いていくとトーチカにたどり着きます。そこには当時の砲台が残され、また岸壁には「島孤人不孤」(孤独な島だが人は孤独ではない)、「愛的教育、鐵的紀律」(愛ある教育、鉄の規則)とかかれた石碑があります。当時駐屯していた兵士たちの厳格さが伺えます。トーチカの中を歩いていくとトンネルにさしかかります。トンネルは主線と支線の2つに分かれていて主線の出口は台湾本土に照準が合わされた大砲の前に出ます。これは台湾本土の海岸の安全を守るためです。支線は機関銃の倉庫とトンネルをつないでいます。トンネル内にはそのほかにも軍事施設が作られていて、独特な緊張感が漂います。

 

亀山周辺の見所:

 島の散策が終わるころ、観光船が迎えに来てくれます。そして今度は海上から亀山島を一周し、島の大自然の美しさを堪能します。海上からは「亀山八景」(「亀山朝日(亀山の朝日)」、「亀島磺煙(亀山の硫黄煙)」、「亀岩巉壁(亀山の断崖)」、「亀卵觀奇(亀の卵)」、「神亀擺尾(亀神の尾)」、「神亀戴帽(亀神の帽子)」、「眼鏡洞鐘乳石奇觀(メガネの石洞)」、「海底泉湧上流(海底温泉)」)と呼ばれる絶景を観賞します。ただこの八景は季節や気候にもよるため、いつでも見られるわけではありません。今回の取材では「亀島磺煙」、「亀岩巉壁」、「神亀擺尾」、「眼鏡洞鐘乳石奇觀」、「海底泉湧上流」の5つを見ることができました。

 亀山島は活火山です。噴火はしていませんが、亀の首にあたる付近の酸性の硫黄泉からは大量の硫化水素と二酸化炭素が噴出されています。船で近くまで来ると温泉地のような硫黄の臭いを感じます。亀山島の東南に噴火後、火山溶岩が冷却され、さらに熱気で燻され形成された絶壁があります。自然によってもたらされた特殊な景観です。亀山島の北岸埠頭辺りにあるおよそ1kmほどの砂嘴です。この砂嘴は季節によって、風と潮汐の影響を受けて北へ南へと方向を変えています。その様子が不規則に揺れるしっぽのようで「神亀擺尾」と言われるようになりました。眼鏡洞とは一種の海蝕で、その洞窟内には自然のままで残されている鍾乳石柱と石筍と呼ばれるタケノコの形をした珍しい鍾乳洞があります。海上から見ると2つの洞窟はまるでメガネのように見えるため漁師の人たちから眼鏡石洞と呼ばれるようになりました。またこの場所は、村人たちが中国大陸の漁師たちと密輸貿易をしていたところでもあります。 亀の首付近では海底から乳白色の温泉水が大量に湧き出ています。近づくと硫黄の香りが漂い、コバルトブルーの海水と混じり合ってできる陰陽はとても美しいですよ。この付近には「怪方蟹」と呼ばれるカニが生息しています。このカニは、温度が120度近くまで達する温泉の噴出口近くでも平気で暮らしているので、煮ても火が通らないカニと呼ばれています。調べてみると、このカニは温泉が湧き出ている岩礁の割れ目を上手く避けて生息しているそうです。

 

 

 

     

 

 

イルカとクジラを探そう!

 宜蘭の海域は黒潮が通る水域なのでたくさんの魚類が生息しています。その豊富な魚を求めて大型のイルカやクジラが集まってくるためイルカ・ホエールウォッチングに適した場所なのです。現在、この海域では11種類以上のイルカとクジラが確認されています。野生のイルカなんてなかなか出会えないでは?なんて思いますが、亀山島周辺では、観光客が乗り込む高速艇以外にも専門家が船を出してイルカやクジラを探して、情報を交換しているので彼らに出会える確率は90%以上とも言われています。

 

( 在地生活亞洲 )
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