2020年は人類史上初めてと言っていい新型コロナウイルスの全人類的な感染拡大に、世界が翻弄された年でした。そして日本での感染が拡大し始めてから既に1年以上が過ぎましたが、今ものその勢いは衰えることを知りません。公益目的事業もその影響を受け、全ての国際交流プログラムが中止を余儀なくされました。二年ぶりの国境を越えられない友好交流が少しでも分かり合い場を作る為、大田区太鼓連盟が2022に新蒲田ホールでする台湾友好フェスを開催します。

　大田区と台湾について、5月に西蒲田でオープンした「台湾OH茶」の「チーハイ」を始め、多く大田区民は台湾菜館弘城、喜来楽、台湾料理思郷村で美味しい台湾ビールと料理を召し上がっているでしょう。今回、東京都太鼓連盟が台湾芸術団体のご好意で、日本での台湾文化披露することができ、関連する機構に感謝します。今日、楽しい「台湾文化の午後」の一時を楽しく過ごすように期待しています。

プログラムのはじめは、日本在住している台湾音楽家張瑞銘の二胡を演奏させていただきます。

張瑞銘　日本在住している台湾音楽家、レストランアルテリーベ専属テノール歌手を始め、東京中華学校音楽教師及び日本虎ノ門にある台湾文化センターの台湾民謡合唱講師、横濱中華学院音楽教師も務めています。フェスには二胡を演奏しながら、台湾曲を唄いたり、奥さんのピアノリスト入江玲子とコプレ、得意の男高音で日本と世界の名曲等を独唱します。

　そして、台湾原住民、タイヤル族のメンバーが踊ったり、唄ったりします。

居日臺灣原郷傳統舞蹈團　お馴染み、元大田区観光大使、高恵芬が引率するに台湾タイヤル族で結成した団体が会場を盛り上げます。今回の舞台に出るのは、日本で在住する宜蘭大同郷の出身です。 タイヤル族の人数というと、台湾13族原住民の中では2番目に多いが、人口規模は8万人強いのみです。タイヤル族歌手の方美英及び族民の踊り子ら：山本玲菜、頼景玲、平川薪里衣が豊年踊りや山狩りの踊りを表現しながら、阿妹恰恰・梨山癡情花・我不知我愛你・また会える日まで・馬卡巴嗨などを披露します。

第二部では、地元のお馴染みの団体、和太鼓大元組が応援に駆け付けます。

和太鼓　大元組　e-hougaku.com　拠点である東京都「大」田区を「元」として、世界に羽ばたける人材を育成出来るよう2000年に結成しました。2003年から邦楽カルチャースクール「studio邦楽アカデミー」を通し、毎年国内有名コンテスト上位若い奏者を生み出しています。国内外問わず、様々なステージにて「和太鼓」のジャンルにとらわれることなく演奏活動を展開しています。海外公演について、欧州を始め、ドイツ・フランクフルト「マイン祭り」（2019/８）・リトアニア共和国（2017－2016）・イギリスチェスター（2016・2007）・ベルギ－ブリュッセル（2015）、ドイツ（2014）、台湾国際芸術フェスにも積極に参加してきます。

実は、海外公演の始まり2000年夏に大元組の和太鼓が響いたのは台湾でした。2016年10月宜蘭国際芸術祭には12か国の芸術家と一週間舞台を立つ、合同演奏3曲もやった経験がありました。其の中、2019台湾3月国際児童フェスの後、一番印象的では、海外での公演兼ねて、現地小学校全国優秀和太鼓チームに日本和太鼓技法を教えて差し上げ、その翌年、該チームが横打ちを応用して、全国優秀賞を連続獲得しました。そして、多国ネット連合演奏の機会を与えてくれたコロナ、2020年2月に台湾国際芸術フェスにも演奏が出来ました。台湾での演奏で、日本和太鼓のもう一面形作りを考えさせてくれます。これからも台湾原住民・伝統芸術文化と日本邦楽や和太鼓との国際交流活動を広げようと考えてイベントを計画しています。皆様のご参加を宜しくお願いします。

 東京太鼓連盟　tokyo-no-taiko.com　都内及び東京近郊で活動する和太鼓団体によって構成された団体で、27年を超える活動歴があります。長い歴史を持った名門団体や、幼稚園児主体の団体、地域で育まれてきた団体や新進気鋭の団体などで構成されています。どの団体も和太鼓が好き、仲間が好きと言う気持ちの共通点を持っています。定期的に取り組んでいる合同公演東京の太鼓「桴の響演」では、お互いに協力を通し、レベルアップの得難い経験を積み重ねています。気合いが入った加盟団体によるアマチュア精神を大事にした元気な連盟です。 

国際交流に賛成する方、日本和太鼓を薦める方、台湾を支援する方、台湾人が好きな方、台湾原住民をサポートする方は、是非、皆の力を合わせて、沢山のご参加とご支援をお願い申し上げます。

台湾友好フェスの入場券は1000円です。

お問い合わせ：大田区太鼓連盟03-3737-7446。

14:30開場・15:00開演　　場所：新蒲田ホール（新蒲田1－18－16）