俳優・瑛太主演のフジテレビ系ドラマ『最高の離婚』（毎週木曜　後10：00）が10日にスタートし、初回視聴率が13.5％だったことが11日、わかった。前クールで放送された女優の菅野美穂と天海祐希主演の『結婚しない』は13.0％だった。視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区。 

　同ドラマは、30代の結婚事情に焦点をあて、30代の2組のカップルが結婚と離婚のはざまで成長していく姿を通して、“夫婦とは何か”“家族とは何か”を描くラブ＆ホームコメディ。瑛太演じる主人公・濱崎光生と離婚する妻・結夏役に尾野真千子、光生の元彼女・上原灯里役に真木よう子、灯里の夫・上原諒役に綾野剛ら同年代の人気俳優・女優が顔をそろえる。瑛太は真木との共演は多いが、尾野と綾野とは初共演。尾野と綾野は今年3月まで放送されたNHK連続ドラマ小説『カーネーション』以来。真木と綾野も初共演となる。 
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　ドラマは光生の愚痴からスタート。「つらい。とにかくつらい…結婚って長い拷問ですよ…」。妻の結夏とは結婚してからお互いの性格がまったく合わないことに気づき、がさつで大雑把、料理も掃除も苦手の妻・結夏への不満を募らせていた様子が、テンポよく描かれた。そんな時、大学時代の恋人・灯里と10年ぶりに偶然再会。しかし、灯里には美大で助手をしている結婚したばかりの夫がいた。 

　2組のカップルの行く末を描くのは、2011年7月期に放送された『それでも、生きてゆく』（同局系）の脚本家・坂元裕二氏。主人公たちの掛け合いの面白さに加え、現代の複雑な結婚事情を反映させた小ネタが興味深い作品になっている。
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