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蘭陽印象樂團日本ツアー7月7日報告
2018/07/15 17:02:18瀏覽341|回應0|推薦0

墨田区 日台芸術祭in錦糸町を開催……錦糸町駅前、ささやカフェ

「墨田区 日台芸術祭in錦糸町」が7月7日、錦糸町駅前南口広場とささやカフェ(すみだパークギャラリー)で開かれ、台湾蘭陽印象樂團・宜蘭青少年国樂團が台湾の伝統音楽を現代風にアレンジした演奏を披露し、聴く人を楽しませました。
 錦糸町駅前南口広場では、午後3時の演奏開始前から多くの聴衆が集まりました。演奏に先立ち、錦糸町商店街振興会山田昇会長があいさつし、今回のイベントが日本と台湾との交流をさらに進展させることに期待を表明しました。
 蘭陽印象樂團(蘭陽印象)は2017年、宜蘭青少年國樂團の成長したメンバーによって青年グループとして設立されました。同楽団の思いは、「宜蘭地域が持つ独特のユニークな音楽を表現する」こと。特に、宜蘭という故郷の家族愛について、伝統を受け継ぎながら現代風にアレンジした音楽を通して語り合うことです。
演奏場所として音楽ホールの距離感を捨て、自然、畑、市場、街中など、人が集まるところで披露します。同楽団は、蘭陽平原に根差す伝統的な音楽スタイルに立ちながら、楽器ワークショップを通して若い世代に宜蘭独自の音楽文化を教え続け、新世代音楽人の発芽、開花を期待しています。
今回の日本公演のメンバーは、蘭陽印象の11名と、宜蘭青少年国樂團の高校生3名です。メンバーは大学や高校に通いながら、毎週日曜日に宜蘭に戻り、練習を続けています。 錦糸町駅南口では多くの文化活動が行われていますが、外国からの専門的な音楽交流活動は初めてです。多数の地域の皆さんが集まり、通りがかりの人たちもしばし足を止めて、宜蘭の文化にひたっていました
演奏曲は「歌舞伎町的女王」「情」「江南好」「揚琴獨奏(ヨウキンソロ)」「聖徒進行曲」「揚鞭催馬運糧忙(笛ソロ)」「正月十五鬧雪燈(チャルメラソロ)」「戦馬奔騰(二胡ソロ)」「小小世界」「宮崎駿組曲」の計10曲で、演奏時間は約45分間でした。
 日本公演に台湾から持ち込まれた民族楽器は、笛子(ふえ)、笙(ショウ)、嗩吶(チャルメラ)、揚琴(ヨウキン)、胡琴(二胡)です。それらの民族楽器とチェロ、電子ピアノ、ベースギターとのアレンジです。
 このイベントを成功させるため、錦糸町商店会や台湾華僑の皆さん、そしてボランデイアの皆さんが熱心に動いてくださいました。その姿が心に沁みました。楽団の皆さんは素朴で優しく、ボランティアの皆さんに気を使い、飲みものを配っていました。楽団の演奏と共に素晴らしい光景です。国境を超えた心の交流でした。
ささやカフェ(すみだパークギャラリー)で演奏会と食文化交流

錦糸町駅前広場での演奏終了後、錦糸町北口から歩いて12分の大横川親水公園沿いにある「ささやカフェ」へ移動し、「墨田日台交流会」を行いました。ささやカフェは2013年にオープンした、ビーガン&オーガニックカフェです。午後6時から入場。受付は新舞踊市條会の鈴木さんと片野さんが協力してくださり、とても安心感がありました。
 午後6時30分、ささやカフェ隣のすみだパークギャラリーで開演。冒頭に埼玉台湾総会の紀秋美会長から応援の挨拶があり、同会の周東名誉会長、榎本名誉会長はじめ理事の皆さんが応援に来てくださいました。
 演奏曲は錦糸町駅前広場で演奏した曲のほかに、「異邦人」「Cant take my eye off you」が加わりました。後半は、楽団と台湾出身の歌手・美媛(メイエン)さんとのコラボで、テレサテンのメロディー「高山青」「月亮代表我的心」「望春風」「我只在乎你(時の流れに身をまかせ)」の歌と演奏です。「我只在乎你(時の流れに身をまかせ)」の途中からは新舞踊市條会の市條明石先生が登場し、斬新な踊りを披露して観客を魅了しました。さらに、甘い蜜のような「甜密密」のコラボで幸せな気分に。
最後は、「墨田の元気」の歌と盆踊りです。来日以来、墨田区に住み、墨田区を愛する美媛さんは、地域の皆さんから見守られて来た感謝の気持ちを込めて、台湾民謡「六月茉莉」を墨田の歌として制作しました。「歌を通して、台湾と墨田区の架け橋になれれば嬉しい」と語る美媛さん。盆踊りの振付は、新舞踊市條会の市條明石先生です。この曲では、市條会の皆さんや観客席の皆さんが一緒に踊って演奏会を盛り上げました。


演奏終了後に集合写真を撮り、楽団メンバーや来場者はささやカフェへ移動。東京都医師会理事の正木忠明さんの乾杯の音頭とともに、交流会が始まりました。軽食は、主催者(有)めいえんから台湾のお菓子や茶豆などが提供され、ささやカフェからは身体に優しい特製のビーガン料理が提供されました。皆さん、音楽と日台食文化の交流を十分楽しむことができたことでしょう。

 交流会の最後に、墨田区商店会の山田昇会長が、「皆様のご参加により、墨田区と台湾の親善交流は一層、深まったと思います。心より感謝いたします」などと挨拶しました。地元の坂井ユカコ区議会議員も応援に訪れ、フェイスブックで次のように述べていいます。「主人がお商売をさせて頂いている関係で私も台湾には親しみを持っていましたが、今日の若者たちの素晴らしい演奏で、すっかり台湾と台湾の音楽が気に入りました。国際交流に音楽は一番! 終演後の交流会、フードはささやカフェのビーガンでこれまた私の体調にも優しく、お誘い頂いた山田理事長ありがとうございました」

続いて、主催者の(有)めいえんから楽団への感謝状、各協賛団体から楽団へのお土産が贈られました。楽団メンバーが全員で「シェイシェイ(ありがどう)」と元気いっぱいにあいさつし、 墨田ささやかフェでの日台音楽交流会は笑顔の中で終了しました。
来場した皆さんからは、「多くの珍しい台湾民族楽器の音色を聴いたり見たりすることができ、大変うれしく思った」「歌とのコラボも楽しかった」「斬新なプログラムでよかった」「こんな交流のやり方もありますね」などの感想が聞かれました。墨田日台交流会に参加の皆さん、本当にお疲れさまでした。(2018年7月7日)
( 在地生活亞洲 )
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引用
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