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【專輯歌詞中翻】Sound Horizon--Roman(第1首~第5首)
2009/06/02 21:50:18瀏覽4298|回應0|推薦0

以下文章來自於:

http://blog.yam.com/tsukasanishino/article/7255518

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收錄曲目如下
01.朝と夜の物語
02.焔
03.見えざる腕
04.呪われし宝石
05.星屑の革紐
06.緋色の風車
07.天使の彫像
08.美しきもの
09.歓びと哀しみの葡萄酒
10.黄昏の賢者
11.文字の伝言

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歌詞:

朝と夜の物語

作詞:Revo
作曲:Revo
 歌:Hiver Laurant
 声:大塚明夫、Jimang、Ike Nelson、能登麻美子、緑川光、田村ゆかり

生まれて来る朝と 死んで行く夜の物語(Roman)… (Roman)
嗚呼…僕達のこの寂しさは 良く似た色をした《宝石》(Pierre)

生まれて来る意味 死んで行く意味 君が生きている現在
11文字の《伝言》(Message) 幻想物語(Roman) 『第五の地平線』

「ノ…ア…」

「其処にロマンは在るのだろうか?」

泣きながら僕達は来る 同じ苦しみを抱きしめて
笑いながら僕達は行く 遥か地平線の向こうへ

廻り合う君の唇に嗚呼…僕の詩を灯そう… (la Vie)
いつの日か繋がる《物語》(Roman)——

泣きながら僕達は来る 同じ哀しみを抱きしめて
笑いながら僕達は行く 遥か地平線の向こうへ

廻り逢う君の唇に嗚呼…僕の詩を灯そう… (la Vie)
僕達の繋がる《物語》(Roman)——

生まれて来る朝と 死んで行く夜の物語(Roman)… (Roman)
嗚呼…僕達のこの刹那さは 良く似た色をした《美花》(Floral)

太陽の風車 月の揺り籠 彷徨える《焔》(ひかり)の物語(Roman)
壊れた人形 骸の男 時を騙る《幻想》(やみ)の物語(Roman)

右腕には菫の姫君…(le Mademoiselle Violet ci le en Droite)
そして…(et)
左腕には紫陽花の姫君…(le Mademoiselle Hortensia ci le en Gauche)

嗚呼…僕の代わりに廻っておくれ…其の世界には——
僕が生まれてくるに至る物語(Roman)はあるのだろうか?

「さぁ、いっておいで」

「Vie, Merci」

廻り来る生の騒めき 太陽の風車…
廻り往く死の安らぎ 月の揺り籠…

我等は彷徨える 追憶の揺れる《風車》(Moulin) (la Vie)
廻り往く何の地平にも 詩を灯すでしょう……

此れは——
生まれて来る前に 死んで行く僕の物語(Roman)… (Roman)
嗚呼…僕達のもう逢えなくても 現在を生きて往く《憧憬》(Roman)
——詠い(さがし)続けよう → 君が迷わぬように……

『朝と夜』の狭間… 『焔』の揺らめき…
『宝石』を掴もが… 『腕』を伸ばし…
『風車』は廻れば… 『星屑』は煌めが…
『天使』が別れし… 『美しい』の幻想の…
『葡萄酒』に魅る… 『賢者』が忌避する…
『伝言』の真意… 『地平線』は識る…

右手の死を 左手の生を
傾かざる冬の天秤

「さようなら…」

Ro…man…

「ありがとう…」

「其処にロマンは在るのかしら?」
「其処にロマンは在るのだろうか?」
「其処にロマンは在るのかしら?」

--

朝和夜之物語

誕生降世的黎明和歸于死亡的晚上的故事(Roman)...(Roman)
啊...我們這孤單的顏色 正宛如 " 寶石 " (Pierre)

誕生降世的意義 歸于死亡的意義 在你所生存的現在
這11個字的" 留言" (Message) 幻想故事 (Roman) "第五地平線"

" No......a..."

" 那邊有Roman的存在嗎..."

我們一邊哭泣一邊來到 心裡懷著同樣的苦楚
我們一邊微笑一邊遠去 往遙遠的地平線而向

循環相遇的你的雙唇啊...彷彿將我的詩歌點亮 ( la Vie)
終有一日會相逢的故事 ( Roman)

我們一邊哭一邊來到 心裡懷著同樣的悲傷
我們一邊微笑一邊遠去 往遙遠的地平線而向

循環相遇的你的雙唇啊...彷彿將我的詩歌點亮 ( la Vie)
我們相逢的故事( Roman)

誕生降世的黎明和歸于死亡的晚上的故事(Roman)...(Roman)
啊...我們這瞬間的顏色 正宛如 " 美花 " (Floral)

太陽之風車 月亮之搖籃 永遠彷徨的"火焰"(光)的故事(Roman)
毀壞的人偶 骸骨的男人 欺騙時間的"幻想"(暗)的故事(Roman)

右手中是紫羅蘭的公主...( le Mademoiselle Violet ci le en Droite)
而...(et)
左手中是繡球花的公主...( le Mademoiselle Hortensia ci le en Gauche)

啊...在代替我往復循環的...這個世界之中------
能夠生出我的故事(Roman)嗎?

"來, 到這裡來"

"感謝你, 生命"(Vie, Merci)

循環回轉的生的喧鬧 太陽之風車
循環往復的死的安寧 月亮之搖籃

我們乃是在回憶中彷徨的 轉動的"風車"(Moulin) (la Vie)
無論在循環往復的哪一道地平線上 都將把詩歌點亮......

這是------
在生命來到之前 就走向死亡的我的故事(Roman)...(Roman)
啊...我們已不能相逢 但現在依然生存著"憧憬"(Roman)
------繼續歌吟(探索)吧 → 為了使你不在迷茫......

"昼與夜"的夾縫間... "火焰"的搖蕩...
"寶石"被抓取... "手臂"被伸出...
"風車"的轉動... "星屑"的閃耀...
"天使"的告別... "美麗"的幻想...
"葡萄酒"的陶醉... "賢者"的逃避...
"留言"的真意... "地平線"的知曉...

右手中是死 左手中是生
持續傾斜的冬之天平



"再見吧..."

Ro...man...

"謝謝你..."

"那裡有Roman在嗎?"
"那裡可有Roman在嗎?"
"那裡有Roman在嗎?"


--

02.


作詞:Revo
作曲:Revo
 歌:REKKI
 声:若本規夫、田村ゆかり、Jimang

幾許かの平和と呼ばれる光 其の影には常に悲惨な争いがあった
葬列に参列する者は 皆一様に口数も少なく
雨に濡れながらも 歩み続けるより他にはないのだ……

瞳を閉じて暗闇(やみ)に 吐息を重ねる
そっと触れた温かな光は 小さな鼓動
否定接続詞(Ne)で綴じた書物(かみ)が 歴史を操る
そっと振れた灼かな光は 誰かの『焔』

気付けば道程は 常に苦難と共にあった
耐えられぬ痛みなど 何一つ訪れないものさ…

歓びに咽ぶ白い朝 哀しみに嘆く黒い夜
我等が歩んだ此の日々を 生まれる者に繋ごう…
瞳に映した蒼い空 涙を溶かした碧い海
我らが愛した此の世界(ばしょ)を 愛しい者に遺そう……

嗚呼… 朝と夜 は繰り返す 煌めく砂が零れても…
嗚呼… 朝と夜 は繰り返す 愛した花が枯れても…
嗚呼… 朝と夜 は繰り返す 契った指が離れても…
嗚呼… 朝と夜 を繰り返し 《生命》(ひと)は廻り続ける……

美しい『焔』(ひかり)を見た 死を抱く暗闇の地平に
憎しみ廻る世界に 幾つかの『愛の詩』を灯そう…

何れ程夜が永くとも 何れ朝は訪れる——

独りで寂しくないように 《双児(ふたご)の人形(la poupee)》を傍らに
小さな棺の揺り籠で 目覚めぬ君を送ろう…
歓びに揺れたのは《紫色の花》(Violet) 哀しみに濡れたのは《水色の花》(Hortensia)
誰かが綴った此の詩を 生まれぬ君に贈ろう…

歴史が書を創るのか 書が歴史を創るのか
永遠を生きられない以上 全てを識る由もなく
朝と夜の地平を廻る 『第五の旅路(たび)』
離れた者が再び繋がる日は 訪れるのだろうか?

懐かしき調べ 其れは誰の唇か——
嗚呼… 《物語》(Roman)を詩うのは……

「其処にロマンは在るのかしら?」

--

火焰

照下多少道被稱為和平的光 在陰影中持續著悽慘的殺殘
去參加葬禮的人們 全都一語不發
即使被雨打的透濕 也要前進--除此無它...

在雙目輕瞑的黑暗中 將呼吸交錯
輕觸而上的溫暖光芒 是微弱的律動
寫滿否定連接詞(Ne)的書本(紙) 將歷史操作
輕觸而上的灼熱光芒 又是誰的"火焰"

早就知道,旅途中總會有苦難相伴
但無可忍耐的痛苦 卻決不會來到

喜極而泣的白色黎明 悲傷哀嘆的黑色夜晚
我們前行的這多少日夜 都是在與生者緊緊相連
眼眸映出的蒼藍天空 淚水溶入的澄碧海洋
我們在自己所愛的世界(這裡) 將所愛的人留下

啊...昼與夜 交替接續 直到光耀的沙塵零落...
啊...昼與夜 交替接續 直到所愛的花朵枯萎...
啊...昼與夜 交替接續 直到勾住的手指分離...
啊...昼與夜 交替接續 "生命"(人)永遠流轉循環......

看見了美麗的"火焰"(光芒) 閃耀在黑暗死寂的地平線上
它會在這充滿憎恨的世界中 將多少"愛之詩歌"點亮?

無論黑夜有多麼漫長 黎明也終會降臨在世上--

像是不要讓他永遠孤單 "雙胞胎人偶( la poupee )"陪伴在旁
將這小小的棺材當作搖籃 送別再也不會醒來的你
歡快地搖動的"紫色花朵"(Violet) 悲傷地濕漉的"淡藍的花朵"(Hortensia)
將不知何人所做的這首詩作 獻給再也無法生存的你...

是歷史創造了書呢 還是書創造了歷史
即是無法永遠生存 也就全然無法知道
在地平線上循環的昼夜 "第五之旅程"
與離散之人重逢的日子 也終會到來嗎?

那懷念的曲調 是誰的雙唇在吟頌--
啊...歌唱著"故事"(Roman)的是...

"那裡有Roman在嗎?"


--

03.
見えざる腕

作詞:Revo
作曲:Revo
 歌:KAORI、REMI
 声:大塚明夫、若本規夫

眠れぬ宵は路地裏の淫らな牝猫(Chatte)に八つ当たりして…
嗚呼…見えざるその腕で首を絞める…
《夢幻影》(Fantastique)壊われゆく自我(Ego)の痛み…

狂えぬ酔いは屋根裏の小さな居城(Chateau)を転げ回る…
嗚呼…見えざるその腕の灼ける痛み…
《幻肢痛》(Fantasme Dur)安酒を浴ぴて眠る…

「…アルヴァレス将軍に続けー! 」

黄昏に染まる古き獣の森に…戦場で出会った二人の男…
金髪の騎士(Laurant)…赤髪の騎士(Laurant)…
争いは廻り…屍を積み上げる…
加害者は誰で…被害者は誰か?
斜陽の影に刃は緋黒く煌めいて——

片腕と共に奪われた彼の人生
仕事は干され恋人は出ていった…
何もかも喪った奪われた最低な人生(la Vie)
不意に襲う痛みに怯える暮らし……

「大抵の場合(Requis banal)…貴方はうなされ殴るから…
 私は…この侭じゃ何れ死んでしまうわ…
 さよなら(Au revoir)…貴方を誰より愛してる…
 それでも…お腹の子の良い父親(Pere)には成れないわ……」

葡萄酒(tu Fine)…発泡葡萄酒(tu Champagne)…蒸留葡萄酒(tu Eau de Vie)…
嗚呼…眠りの森の静寂を切り裂き…また奴が現れる——

馬を駆る姿…正に 悪夢…赤い髪を振り乱して…奮う死神の鎌…
首を刈る姿…正に 風車…緋い花が咲き乱れて…震う精神の針…
闇を軽るく纏った——

夢から醒めた現実は 其れでも尚も夢の中
故に…その後の彼の人生は 酒と狂気…廻る痛みの中
左の頬に十字傷 赤く燃える髪に鳶色の瞳(め)
奴を…殺せと腕が疼くのだ 『見えざる』腕が疼くのだ……

誰が加害者で…誰が被害者だ…死神を搜し葬ろう…

「殺してくれっ!」

騎士(Chevalier)は再び馬に跨がり…時は黙したまま世界を移ろう——
異国の酒場で再び出逢った二人の男(Laurant)…

隻眼にして隻腕 泥酔状態(Alcoolique)にして陶酔状態(Enivre joie)
嗚呼…かっての蛮勇 見る影も無く……

不意に飛び出した 男の手には黒き剣(epee noir)
周囲に飛び散った液体(Sang) まるで葡萄酒(Vigne Vin)
刺しながら…供された手向けの花の名(Nom)——「こんばん[1001=わ]」(Bon soir)
抜きながら…灯された詩の名——「さようなら」(Au revoir)

崩れ落ちた男の名はLaurant…走り去った男の名はLaurencin…
もう一人のLaurantは…唯…呆然と立ち尽くしたまま……

誰が加害者で…誰が被害者だ…犠牲者ばかりが増えてゆく…
廻るよ…廻る…憎しみの風車が…躍るよ…躍る…焔のように…
嗚呼…柱の陰には…少年の影が…鳶色の瞳で…見つめていた…

「人生は《物語》(Roman)ならない…されど、この痛みこそ、私が生きた証なのだ……」

復讐劇の舞台を降ろされ…男は考えはじめる…
残された腕…残された人生…見えざるその意味を——

杯を満たした葡萄酒…その味わいが胸に沁みた…

「其処にロマンは在るのかしら?」

--

看不見的手臂

不眠之夜, 小巷裡淫亂的母貓(Chatte)四體橫陳在地上...
啊...那隻看不見的手臂在扼著喉嚨...
"夢幻之影"(Fantastique)使崩潰的自我(Ego)痛苦...

無狂之醉,把閣樓當成小小的城池(Chateau)四處巡遊...
啊...那隻看不見的手臂如火烤般地疼痛...
"幻肢之痛"(Fantasme Dur)中,灌飽便宜酒進入夢鄉...

"跟著Alvarez將軍衝啊——!"

黃昏籠罩古老的獸之森林...在戰場上相遇的兩個男人...
金髮的騎士(Laurant)...紅髮的騎士(Laurant)...
苦戰鏖殺...屍骸遍野...
加害者是誰...被害者又是誰?
浸透夕陽餘暉的劍刃閃著黑紅的光--

和手臂一起被奪去的是他的人生
工作沒了,愛人也走了
一切都被奪去的,最爛的人生(la Vie)
總在懼怕著出其不意襲來的痛楚,就這麼庸庸碌碌......

“平時(Requis banal)…你一喝醉就會打我…
 我…這樣下去的話早晚會被打死吧…
 再見吧(Au revoir)…我比誰都要愛你…
 可是…對肚子裏的孩子來說,你不是個好父親(Pere)啊……”

葡萄酒(tu Fine)…泡沫葡萄酒(tu Champagne)…蒸餾葡萄酒(tu Eau de Vie)…
啊…切裂安眠的森林的寂静…那家伙又出現了——

縱馬驅馳的身姿…宛如 惡夢…火紅的頭髮甩得稀亂…奮銳的死神之鐮…
收割頭顱的身姿…宛如 風車…緋紅的花朵開得鮮豔…顫抖的精神之針…
黑暗輕輕地纏卷而上——

從夢裏醒來又見現實 可卻依然恍在夢中
所以…那之後他的人生 就在酒與瘋狂中…輪回著痛楚
左邊臉頰上的十字傷 如火般燃燒的頭髮和茶褐色的眼睛
殺了…那傢夥,手臂卻還在痛 “看不見的”手臂一直在痛……

誰是加害者…誰又是被害者…將死神找出來埋葬…

“殺了我!”

騎士(Chevalier)再度跨上駿馬…時間默默地將世界移動——
在異國的酒吧再度相逢的兩個男人(Laurant)…

獨眼對上獨臂 爛醉如泥(Alcoolique)對上迷醉不堪(Enivre joie)
啊…昔日的蠻勇 如今已連影子都不剩……

出其不意地飛揮而出 男人手中的黑色長劍(epee noir)
液體(Sang)往周圍飛濺出去 儼若葡萄酒(Vigne Vin)一般
一邊刺着…獻在手前的花的名字(Nom)是——“晚上好”(Bon soir)
一邊拔出…被唱出的詩歌的名字是——“再見吧”(Au revoir)

頹然倒下的男人名叫Laurant…飛奔而去的男人名叫Laurencin…
另外一个Laurant卻…只是…呆呆地站立在當場……

誰是加害者…誰又是被害者…只是使犧牲者的數目不斷增加…
轉吧…轉吧…憎恨的風車…跳啊…跳啊…就像火焰一樣…
啊…在廊柱的後面…是少年的影子…那茶褐色的眼睛…正凝視著…

“人生可不是故事(Roman)…而且,這疼痛,就是我生存的證明……”

從演出著復仇劇的舞臺上下來…男人第一次想到…
剩下的手臂…剩下的人生…那看不見的意義——

滿斟在杯中的葡萄酒…它的滋味漫溢在心間…

“那里有Roman在嗎?”


--

04.
呪われし宝石

作詞:Revo
作曲:Revo
 歌:REMI
 声:深見梨加、若本規夫、ゆかな、緑川光、田村ゆかり、保志総一朗

「へますんじゃねぇぞ、Laurencin」

「へえ、お前くそな!Pierre」

母なる大地が育んだ奇蹟 世界最大と謳われし貴石 30ctの赤色金剛石(Trente carat, Diamant Rouge)
所有者を変え渡り歩いた軌跡 特典は予約済みの鬼籍 30ctの『殺戮の女王』(Trente carat, Reine Mourir)

鎖された硝子(Verre) 優雅に眠る宝石(Pierre) 過ぎ去りし日の 夢 の中
厳格なる幻喪(Desir) 傳がざる矜持(Fierte) 死神さえも 腕 の中
『彼女』こそが女王(Reine) 抗う者は皆無 檻の外へは逃がさない……

狡猾な少女(Fille) 影と踊った老婆(Vieille) 幾つもの首を彩った
派手な娼婦(Courtisane) 泥に塗れた王妃(はな) 幾つもの首を刈獲った
廻り巡る情景(Scene) 色鮮やかな幻夢 喪うまでは逃がさない……

【お祝い】が【呪い】に変わる 運命の皮肉
『彼女』誕生にまつわる 知られざる《物語》(Roman)

男は掘った 薄暗い穴を 墓穴と知らずに
男は掘った 奈落へと至る 洞穴と知らずに

鎖された闇の中で 運命に抱かれ
寝食さえも忘れて 掘った
灯された詩の中で 躍るように
侵蝕された歯車 斯くて狂ったように廻り……

——男は誘う不思議な霧…
眼前に現れたのは かつて見た事の無い美しき原石
その魔力に引き寄せられるかのように 男は震える手を伸ばした……

【幸運】(Fortune)…嗚呼…これまで苦労をかけて 可愛い妹(Soeur)よ
【幸運】(Fortune)…嗚呼…これなら胸を張って 送りだせよ……
 
← 欲に眼が眩んだ鉱山(Mine)の管理者(Conducteur) ←
← 眼の色を変えた鷲鼻の宝石商(Commercante) ←
← 我が目を疑った隻眼の細工職人(Artisanat) ←
← 廻るよ廻る…死神(Dieu)の回転盤(Roulette) →
堅牢に見える倫理の壁にも 時に容易に穴が空く…

【不運】(Fortune)…嗚呼…帰らぬ兄を待ってる 嫁げぬ妹
【不運】(Fortune)…嗚呼…変らぬ愛を待ってる 冬の夜空……

「もう、Pierreお兄様」

頰杖…溜め息…人形師の娘…窓辺に佇む《双児の人形》——

「はあ…いつ戻りのかしら?」

鎖された硝子(Verre) 優雅に眠る宝石(Pierre) 過ぎ去りしひの夢の中
忍び寄る影(Ombre) 溶け込む緋の闇(Nuit) 盜賊達は部屋の中
失敗をすれば刑罰(Peine) 命を懸けた任務 狙った獲物(もの)は逃がさない……

「やめで、辛くぞ!」

「おい、までだよ!」

白馬に乗らざる王子(Prince) 些か乱暴な接吻
嗚呼…『彼女』が再び世に解き放たれる……

母なる大地が育んだ奇蹟 世界最大と謳われし貴石 30ctの赤色金剛石(Trente carat, Diamant Rouge)
所有者を変え渡り歩いた軌跡 特典は予約済みの鬼籍 30ctの『殺戮の女王』(Trente carat, Reine Mourir)

「其処にロマンは在るのかしら?」

--

被詛咒的寶石

“你没到過這吧,Laurencin”

“嘿,你不也是吗,Pierre”

大地母親所生出的奇蹟 被稱為世界最大的寶石 30克拉的紅色金剛石(Trente carat, Diamant Rouge)
不斷改換所有者的軌跡 附贈在陰間掛號的特典 30克拉的“殺戮之女王”(Trente carat, Reine Mourir)

緊緊鎖閉的玻璃(Verre) 優雅安眠的寶石(Pierre) 就在回憶過去的 夢 中
那是嚴苛的幻滅(Desir) 無可言喻的高傲(Fierte) 也在死神伸出的 臂 中
“她”就是那女王(Reine) 沒有人能反抗 無法從牢籠中脫逃……

狡詐的少女(Fille) 黑暗中躍動的老婦(Vieille) 多少頭顱變得鮮紅
奢侈的娼妓(Courtisane) 沾满泥巴的王妃(花朵) 多少頭額又被收穫
循環往復的景象(Scene) 色彩鮮艷的幻夢 直到失去,都是無路可逃……

「祝福」變成了「咒詛」 命運的諷刺
與“她”的誕生密密糾纏的 不為人知的“故事”(Roman)

男人挖掘著 微暗的洞窟 不知那是墓穴
男人挖掘著 不知那是 直達地獄的洞穴

在鎖閉的黑暗中 擁抱命運
廢寢忘食地 拼命挖掘
在點亮的詩歌中 宛若狂舞
開始銹蝕的齒輪 漸漸轉向瘋狂……

——不可思議的濃霧將男人引誘…
出現在眼前的是 從未見過的美麗原石
仿佛被那魔力攫住 男人顫抖地將手伸出……

「幸運」(Fortune)…啊…以前讓你受苦了 可愛的妹妹(Soeur)啊
「幸運」(Fortune)…啊…從從今往後我們就能 出人頭地了啊

← 被欲望刺花眼睛的礦山(Mine)的經理(Conducteur) ←
← 眼睛都變了顏色的鷹鈎鼻的寶石商(Commercante) ←
← 穎疑自己眼睛的獨眼的工藝家(Artisanat) ←
← 轉動吧轉動啊…死神(Dieu)的轉盤(Roulette) →
看似堅固的道德之牆 有時很容易挖出空洞…

「不幸」(Fortune)…啊…等待着不会歸來的哥哥的 永不嫁人的妹妹
「不幸」(Fortune)…啊…等待着不会改变的愛情的 冬天的夜空……

“真是的,Pierre哥哥”

拄頰…歎息…人偶師的女兒…站在窗邊的“雙胞胎人偶”——

“唉……什麽時候才能回來呢?”

緊緊鎖閉的玻璃(Verre) 優雅安眠的寶石(Pierre) 就在回憶過去的夢中
悄悄摸上來的影子(Ombre) 溶入鮮紅的黑暗(Nuit)中 盜賊們進到了房間裏
如果失敗定會受罰(Peine) 以命相賭的任務 盯上的獵物(東西)決不會逃掉……

「別這樣,很難受啊!」

「喂,等一下!」

騎着白馬的王子(Prince) 有些兇狠的接吻
啊…“她”再度被解放到了世界上……

大地母親所生出的奇蹟 被稱為世界最大的寶石 30克拉的紅色金剛石(Trente carat, Diamant Rouge)
不斷改換所有者的軌跡 附贈在陰間掛號的特典 30克拉的“殺戮之女王”(Trente carat, Reine Mourir)

“那里有Roman在嗎?”


--

05.
星屑の革紐

作詞:Revo
作曲:Revo
 歌:井上あずみ、YUUKI
 声:大塚明夫、能登麻美子

「こんにちわ、はじめまして!」(Salut, Enchantee!)
差し出した手を——
嗚呼…可愛い私のお姫様(Etoile) 小さな指で懸命[0502=に]握り返してくる
あなたの歩む道程が 輝くように『星』(Etoile)と……

ある雨の朝…いつものように少女が目を覚ますと…
寝具の横には優しい父親…そして大きな黒い犬が居た…
雨の匂い…くすぐったい頬…どこか懐かしい温もり…
小さな姉と大きな妹…二人と一匹…家族となった特別な朝……

嗚呼…私は星を知らない 遠過ぎる光は届かないなら…
嗚呼…僅かな視力でさえも 何れ失うと告げられている…

ごめんなさい…お母さん…この名前…(Excusez-moi...Maman...ce Nom...)
どうしても好きになんてなれないよ…(tu est-ce pas appreciable n'aimer)
嗚呼…ごめんなさい……(Ah...Excusez-moi..)

勇気を出して——
嗚呼…Pleutと屋外へ出たけど 歩く速度が抑違うから…
嗚呼…暗闇に沈む世界では ちょっとした段差でも転んでしまう…

ごめんなさい…父さん…この両眼…(Excusez-moi...Pere...ce Yeux...)
どうしても好きになんてなれないよ…(tu est-ce pas appreciable n'aimer)
嗚呼…ごめんなさい……(Ah...Excusez-moi..)

細い革紐じゃ
心までは繋げないよ…愛犬が傍にいたけど…私は孤独(ひとり)だった……

別々に育った者が…解り合うのは難しい…
ましてや人と犬の間であれば…尚更の事である…
それからの二人は…何をするにも何時も一緒だった…
まるで…空白の時間を埋めようとするかのように…

姉は甲斐甲斐しく妹の世話を焼き…妹は姉を助けよく従った…
父の不自由な腕の代わりになろうと…何事も懸命に…
其れは…雨水が大地に染み込むようにしなやかに…
根雪の下で春を待つよに…小さな花を咲かせるように…

急に吹いた突風に手を取られ…革紐を離したけど…
もう何も怖くなかった…『見えない絆』(ほしくずのあれ)で繋がったいたから…

弱い姉だ——
それでも嗚呼…ありがとうね…妹(Pleut)が傍にいたから…
私は何処へだって往けた……
大好きだよ…妹(Pleut)が傍にいたから…私は強くなれた…

星空に抱かれて夢を見た…あなたが産まれてきた朝の記憶(ゆめ)を…
銀色に輝く夢の中…零れた砂が巻き戻る幻想(ゆめ)を…
嗚呼…何の為に遣って来たのか…最期に判って良かった——

忘れないよ…君と歩いた…暗闇に煌めく世界を…
いつだって…嗚呼…人生は星屑の…輝きの中に在ることを…

祈りの星が降り注ぐ夜 → 黒犬(Pleut)は静かに息を引き取った…
悼みの雨が降り注ぐ朝 → 冷たくなった彼女の腹から取り出されたのは
光を抱いた小さな温もり → 黒銀の毛を持つ仔犬だった

——そして《物語》(Roman)の翼は地平線を軽々と飛び越えるだろう
やがて懐かしくも 美しき あの《荒野》の駈け廻る為に……

「其処にロマンは在るのかしら?」

--

星塵之皮帶

“你好,很高興見到你!”(Salut, Enchantee!)
把那伸出來的手——
啊…我可愛的公主(Etoile) 拼命地用小小的手指回握
你前行的道路上 將會有閃爍烁的“星”(Etoile)在陪伴……

那個下著雨的早晨…少女像以往一樣睜開眼睛…
站在床邊的是溫柔的父親…還有一隻大大的黑狗…
雨的氣味…癢癢的感覺…不知爲何,覺得很懷念的溫暖…
小小的姐姐和大大的妹妹…兩人和一隻…成爲家庭的,特別的早晨……

啊…我看不見星星 太遠的光傳不到眼裏…
啊…僅剩的這視力 也被告知會很快失去…

對不起…媽媽…我的名字…(Excusez-moi...Maman...ce Nom...)
為什麼你不喜歡呀(tu est-ce pas appreciable n'aimer)
啊…對不起……(Ah...Excusez-moi..)

鼓起勇氣——
啊…雖然和Pleut一起出到屋外去了 但走路的速度卻不一樣…
啊…在沈入黑暗的世界中 稍有一點落差就會摔倒…

對不起…爸爸…我的雙眼…(Excusez-moi...Pere...ce Yeux...)
為什麼你不喜歡呀(tu est-ce pas appreciable n'aimer)
啊…對不起……(Ah...Excusez-moi..)

細細的皮帶
卻不能連系心靈…儘管有愛犬在旁邊…我卻還是孤獨的(一個人)……

分別成長的人…想互相瞭解都很困難…
更不用說人和狗之間…那就更不可能…
從那之後兩個人…不管何時何事都在一起…
簡直…就像是要把空白的時間填滿一樣…

姐姐精力旺盛地關照著妹妹…妹妹好好地幫著姐姐的忙…
代替父親那只用不了的手臂…不管什麽都拼命去幹…
那是…就像雨水浸透大地,使它變得柔軟…
在積雪之下將春天等待…小小的鮮花終會盛開…

突然吹來的疾風使手鬆開…離開了牽著的皮帶…
但是一點也不害怕…“看不見的羈絆”(那星塵做成的東西)正把我們相連…

軟弱的姐姐啊——
然而啊…謝謝你…妹妹(Pleut)就陪伴在旁…
不管我去向什麼地方……
最喜歡的…妹妹(Pleut)就陪伴在旁…所以我變得堅強…

在懷抱著星空的夢中見到了…你所誕生的黎明的記憶(夢)…
在閃耀著銀色光輝的夢中是…將零落沙塵卷回的幻想(夢)…
啊…爲什麽你會來到…最後能明白就好了——

決不會忘啊…和你一起前行的…在黑暗中閃耀的世界…
無論是何時…啊…人生都會有星塵的…光輝在其中吧…

在祈禱的星辰不絕而降的夜晚 → 黑狗(Pleut)靜靜地停止了呼吸…
在哀悼的雨滴不絕而降的黎明 → 從她冰冷的腹中取出的是
被光芒包裹、很小又很溫暖的 → 黑銀毛色的小狗

——而後“故事”(Roman)的翅膀就會輕輕地將地平線飛越吧
爲了終有一日能在那懷念而 美麗的 “荒野”上驅騁……

“那里有Roman在嗎?”


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