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2013/12/26 00:48:56瀏覽214|回應0|推薦0 | |
古事記は敗者の歴史にも触れた在野の歴史書 http://blogs.yahoo.co.jp/azusami44/10161925.html NHK Eテレの100分de名著「古事記」の第三回は「出雲神話」がテーマだった。 番組の内容を紹介すると: この神話の主役は大国主命であり、彼は因幡の白兎を蒲の穂(写真)を使って治療するが、医療に通じているということは、当時、王のなる資格があったことを示しているという。 また、彼は兄たちのいじめに遭うが、根の堅州の国に逃げて再起を図り、地上の国を統一する。 ここで、高天原(天上)―葦原の中つ国(地上)―黄泉の国(地下)という垂直的な世界観の他に、根の堅州の国という別の国があるという水平的な世界観が表れている。水平的な世界には常世の国、ワタツミの宮もあり、これらは縄文的な世界観から来ている(私は道教の可能性もあると思うが)。一方、垂直的な世界観は弥生的な世界観だ。 その後、大国主命はこの地上の国を治めていたが、高天原の天照大神は自分たちが治めたいと思い、国譲りを強制する。抵抗はしたものの結局、譲ってしまう。その代償として出雲大社に祀られている。 これは元々、日本海文化圏と呼べる南朝鮮―筑紫―出雲―越(北陸、新潟)―諏訪にまたがった文化圏があり、その中心が出雲だったが、それを大和王権が統合したことを表している。 今回の中で、古事記と日本書紀の違いについても解説があった。 日本書紀は漢文で書かれた正史であり、大和朝廷の表の歴史書なので出雲神話は抜けているが、古事記は大和朝廷に敗れた出雲などの敗者の歴史にも触れている在野の歴史書である。 第一回の放送で言っていたが、古事記は江戸時代に本居宣長が取り上げるまで、世の中で読まれていなかった。まさに裏の歴史書の感がする。
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