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2009/03/25 14:12:25瀏覽171|回應0|推薦1 | |
「僕と結婚しないか…」その言葉を何年待っていたか、うれしかった… 謙次:淑蘭はあなたと夫婦になれたことを幸せと誇りに思っています。 結婚の喜び、そして死別の悲しみを初めて知りました。最愛の謙次との永別、ただただ夢ではないかと、切なく悲しい淑蘭を、あなたは知っていますか。どうして、もっとあなたを大事にしなかったのか、悔いてなりません。あなたはご両親に似て、家庭には厳しかったけれど、友人や目上の人、貧しい人達にも、いろいろと情けを尽くしてこられました。心の優しい情け深い人でした。 一文なしで、四人の子供を連れ、上北した頃、一からの出発が昨日のような気がしてなりません。お坊ちゃん育ちのあなた、謙次良く頑張ったわね。いろいろあったけれども、ありがとう。 楽しく美しい家庭を築き上げたいというあなたの一念も叶えてくださいました。いつも「僕は一番幸福者だ、子供達は全部そばにいて集まろうと思ったら、すぐ集まって来る…」と口ぐせのように言っていました。 子供達も皆あなたに似て、しっかりしていますよ。浩原の事業も順調にいっているし、新溢貿易も良い花婿の後継者も居り、あなたの苦労した基層をもっと発展できますから、ご安心ください。憶容と為慈もあなたの按排してくれたことを十分感謝しています。 結婚五十周年記念の時、私に約束した事も守ってくださいました。 謙次:本当にありがとう。でも、こんな悲しいお別れになるのなら、永遠に金婚記念が来なくてもよいのにと、切ない悲しみで悔いてなりません。私達二人の愛情は青梅竹馬という、思い出話が山ほどありますもの。体が悪くなっているのも知らず、一人ぼっちにして、ごめんなさい。許して、淑蘭は今、そのばつを受けていますの。あなたの面影を偲びながらただただ悲しくて悲しくて悔しくてなりません。愛してますよ…謙次…後世も必ずあなたと夫婦になりますよ…約束します。淑蘭妻の本音です。 お遺骨はあなたの希望通り、大仙寺のお父さんお母さんの所に置きました。淑蘭もあなたの側に置きますから、ご安心ください。
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