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最初に、このたび東日本大震災において被災されました皆様には、心よりお見舞い申し上げます。 さて、皆様ご承知のように、さる3月11日、日本の社会を根底から揺るがす未曾有の大震災が発生しました。私はこの超巨大な地震と津波に思わず絶句し、虚空を掴みました。テレビ画面に映し出された沖合から押し寄せる巨大な津波が世界一の防波堤を軽々と打ち壊し、船舶や家屋、車など、あらゆるものを瞬く間に破壊し尽くす様は、直接の被害者でない私でさえ悲鳴を上げ、目を背けざるを得ませんでした。現地の人たちの実質的且つ精神的ダメージはどんなに大きいものかと、深い悲しみを感じています。 原子力発電所も、震災から3ヶ月が過ぎても一向に収束に向かわず、辺りに放射性物質や放射能をまき散らし続けています。時が経つに連れ原子力安全委員会や通産省の計画や判断の甘さが暴露され、日本はもっと高い科学技術を持っているはずだと信じてきましたが、その自信を喪失するに十分な失態を見せつけています。そして現在各方面から様々な震災支援活動が行なわれていますが、未だに避難者は12万人を越え、数え切れない多くの方々が不自由な生活を強いられ続けています。 この大震災発生直後は、あまりにも甚大な災害ゆえ、私一人が何かにをしても何の突っ張りにもなるかと半ば諦めておりました。しかし時が経つに連れて何かをしなければと思う気持ちが強くなり、身近な仲間達に打ち明けたところ、皆が同じような思いでいることが判りました。私たち(歯科技工士)も個々でなく、多くが力を合わせて1つの環になれば、東日本の復興支援の一助になれるのではないかと考えるに至り、有志10名を募って5月15日に大阪で集い、話し合った結果、「東日本大震災復興支援チャリティ講演会」なる実行組織を立ち上げ、これから得られた収益金を東日本の人達に復興支援金として贈ることを決定しました。 「東日本大震災復興支援チャリティ講演会」は、東京・名古屋・大阪・福岡の4都市にて学術講演会を開催する予定です。各都市(支部)の実行委員はコチラに記載致しました。当然のことながら、講師達はすべて無償で自費移動の手弁当で動き、かかる経費を最小限に抑え、出来るだけ多くを義援金として残したいと考えております。また可及的に受講者も講師も経費がかからない(遠距離移動や宿泊をしない)学術講演会を行います。そのため、基本的には受講者・講師の双方が居住するエリアでの講演会を開催し、義援金として贈れる金額を温存できる活動を目指しています。 本企画は本部で管理運営致しますが、各都市における講演会の企画、運営はそれぞれの支部が独自に実行します。開催内容は各ページに記載いたしますが、福岡:2012年1月22日、名古屋:2012年3月25日、大阪:2012年7月8日、現段階で東京は企画中です。各会場での講師も現在企画進行中です。詳細は決定次第、本ホームページに掲載致します。 皆様、是非このチャリティ講演会に参加してください。このイベントを通じてできるだけ多くの資金を集め、参加された皆様の思いが被災地の復興支援の一助となることを心より願っています。
「東日本大震災復興支援チャリティ講演会」
実行委員代表/山本 眞
実行委員有志一同/片岡繁夫、西村好美、河田登美男、岸本俊也、増田長次郎、小田中康裕、中込敏夫、山田和伸、鈴木宏輔